フューチャーセンターはヨーロッパで生まれました。ヨーロッパでは資源が少ない中、限られた人材の智恵を最大限に活用して複雑な社会問題を解決することや、知財を活かしたビジネスで高い利益を上げていくことが必要とされました。そこで、日常の組織では決して出会うことの無い人々が集まって創造的に未来を議論する場として誕生したのが、フューチャーセンターです。
2011年の大震災から復興する場所にこそ、このような仕組みが必要ではないか?という考えから、アート企業カイカイキキ様、および日本財団様が立ち上げられたNew day基金より資金援助を、女川町より敷地とトレーラーハウスの無償貸与を受け、行政と連携して作った被災地初のフューチャーセンター、「女川フューチャーセンターCamass」が3月28日(土)にオープンしました。
女川フューチャーセンターCamass設立の目的は、町内外様々な業界や立場、世代の方が集まる機会や場所を提供することです。集まったメンバー同士が女川で起こっている課題について議論し、今までにない新しい解決策・事業や仕組み、ルールなどを見い出し、実行していく場所となります。世代を超えて、女川を面白く、住みやすい町にしていくための支援・応援をしていきます。
そして、さまざまな課題について議論をする機会が、月に一回実施予定のフューチャーセッションです。議論したテーマについては、解決策まで見い出し、実行することを目標とします。新たにまちづくりに参加したい町内外の方にどんどん参加頂き、まちを共につくるメンバーを数多く生み出し、増やしていきたいと考えています。