女川フューチャーセンターCamass内に、海の生物図鑑から小説まで、様々な書籍が揃いました。「日本財団-ネレウス文庫」様から寄贈いただいたものです。
日本財団ネレウス・プログラムという、世界トップレベルの若手海洋学者たちを育成して10年後の海を予測し、様々な課題や解決法を考えようというプログラムがあります。
2012年11月、そのプログラムの研究員の皆さんが女川第一中学校(現:女川中学校)を訪問し、地球温暖化、魚資源の減少などの問題について最新の知見を分かりやすく解説しながら、海の重要性と魅力を伝える出前授業を行いました。彼らは、日本を離れた後も女川の青少年を応援していきたいという強い願いをもっており、後日、海に関するさまざまな本を女川に送るための寄付金をくださいました。
出前授業の際に、ある女子生徒から「震災のときに海の恐ろしい姿を見て、しばらく海がいやだったが、女川はこれからも海とともにあるということに気付き、今ではまた海のことが好きだ」という発言があったそうです。女川の復興と海の明日を担う中高生をはじめとした女川の若者の皆さんにどんどん活用していただけるよう、フューチャーセンターに寄贈してくださったものですので、ぜひ女川のみなさんに読んでいただきたいと思います。
※女川町を訪れた際の様子はこちらをご覧ください。
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/spotlight/ocean_outlook/video/index.html